【連載】活躍する退職校長会(3)熊本県退職校長会

協力・全国連合退職校長会

 

文化的な取り組みを軸に

熊本県退職校長会は、「誇りと絆を大切にした風格ある退職校長会」を旗印に掲げています。本会に所属することによって意義ある生活を送りたいという会員の思いを重く受け止め、本部役員を中心に各郡市等退職校長会との関わりに配慮しつつ、多様な事業に取り組んでいます。本部役員および各理事を中心に、本会の各事業のさらなる充実を図るとともに、各郡市等退職校長会に設置された5つの専門部活動を中心に、組織の活性化を目指してさらに充実した活動を行っているところです。

特に、各郡市等退職校長会の存在意義を高め、ひいては本会の基盤を盤石にするためにも、各郡市等退職校長会の事業の支援を重点としています。現在、13の各郡市等退職校長会では、市町村合併に伴う学校の統廃合が進む中で、各学校の歩みを記録にとどめるための冊子の作成が進んでいます。本県教育に寄与するための現場の学校教育の支援活動や、地域振興のための「地域全体に桜を植える活動」などが盛んに行われています。

その中の1つ、熊本市退職校長会の特色ある主な取り組みについて紹介します。

1.「くまもと教育・文化フォーラム」の開催

熊本県文化フォーラム
熊本県文化フォーラム

熊本市退職校長会では熊本市PTA協議会、熊本市小学校長会、熊本市中学校長会と共催し、毎年11月に「教育の日」に因んだ『くまもと教育・文化フォーラム』を開催しています。熊本県教育委員会や熊本市教育委員会の後援をいただき、学校や関係教育機関等と一緒になって地域ぐるみで教育に対する関心を高め、教育のさらなる振興を図る目的で実施しています。平成20年から実施しており、毎回の多くの参加者から好評を博しています。

内容は、小・中学校が学校の特色ある取り組みを発表したり、PTA活動の報告、退職校長会「趣味の会」の紹介、そして参加者全員での合唱が行われていたりして、内容も年々充実してきています。
またフォーラムの一環として、感動やさまざまな示唆を与えていただく記念講演会を実施し、これも毎回、多くの参加者から好評を博しています。

このフォーラムと時期を合わせ、市退職校長会全員、市PTA協議会会員による作品(美術・書道・工芸等)の展示会を1週間にわたって実施し、多くの閲覧者の目を楽しませています。

2.「映像で綴る熊本市戦後教育史」DVD制作

市退職校長会結成40周年記念事業として企画した「映像で綴る熊本市戦後教育史」(第1~3集)が26年11月に完結。学校をはじめ関係教育機関等に配布しました。20年の第1回編集会議から実に6年を要した一大プロジェクトで、プロジェクトチームが、まったく予算もない中、ほぼ月2回の例会にあわせ、取材活動や編集・録音など大変な作業を貫徹して完成したものです。

熊本市の戦後教育の歴史を映像による記録として後々に伝え、「教育都市熊本」の再構築の一助となる資料として広く活用されています。

3.市退職校長会の歌「空に向かって」の制定

会員の応募による作詞と趣味の会「四季を歌う会」会員が作曲した市退職校長会の歌「空に向かって」を26年4月に制定しました。退職校長会の総会や主な行事等で全員合唱し〝会の歌〟として、しっかりと定着しています。

手前みそですが、希望に満ち元気が出るような歌詞と軽快な曲がよくマッチしており、気持ちを明るくさせてくれます。CDも制作しました。

その他、市退職校長会では、「市長と教育を語る会」「現職小・中学校長会役員との懇談会」「市教育委員会との懇談会」「市PTA協議会との懇談会」など関係機関との連携を深める活動を恒常化し、着実な歩みを続けています。

(担当・大森勲)

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