【連載】カリキュラム・マネジメントとチーム学校の連動 第2回 21世紀型学力向上を推進

高知県教育センター若年教員研修アドバイザー 西留安雄

 

m20160929_01次期学習指導要領の授業に関わるキーワードは、「主体的」「対話的」「深い学び」だ。それは、これまでの「何を知っているか」から、「どのように学ぶか」という学びのプロセスの中で行われる。私は、学ぶ過程で子供が「主体的」に、「対話的」に加え、「共助的」を大事にするのがカギだと思う。

授業の中でこれまで見過ごされてきた学習内容が分からない子を、いかに手助けできるかだ。それが全児童生徒の学力の向上にもつながる。加力学習も一定の効果はあるが、やはり、授業改革が学力向上には一番の策だ。いくつかの学力向上策を挙げる。

(1)授業の充実=教師集団全体の力量を高め、授業の充実を図る。模擬授業、授業交流、ワークショップ型協議会、OJT(若手教員育成)等の取り組み、小中連携等が考えられる。

(2)学習意欲の向上=学習が分らない子が活躍するような授業を行う。学習リーダー(授業進行役)、これっきり算数テキスト(算数・数学の基本的事項)、班での話し合い等、これらの方法で子供たちを授業に引き込み、学びから逃げない子を育てる。

(3)学習タイムの工夫=年間計画表を作成し、学習タイム内容の共有化を図る。組織的に実施し、取り組む内容はA問題とB問題をバランスよく設定する。課題となった問題は、子供に力が付くまで徹底して取り組ませる。

(4)書く活動の充実=自分の考えを書く時間を授業の中に位置付ける。文を何度も推敲し、清書する学習を取り入れる。字数制限等、条件に合わせて書く活動を取り入れる。
特に、定期テストに記述式問題を取り入れる。

(5)短期間の検証(組織対応)=C(チェック)とA(アクション)を短いサイクルでできるまで繰り返す。さらに検証で結果が見られないときは、すぐに改善を図り、新しい取り組みを実施する。
学力調査実施翌日は課題解決日とし、全教師で指導をする。

他にも、(6)毎日の放課後学習(7)セカンドスクール(8)サマースクール(9)主体的な学習態度の育成(10)家庭学習の充実等の学力向上策がある。
詳細は、高知県越知中学校のサイトで確認をしていただきたい。

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