【連載】カリキュラム・マネジメントとチーム学校の連動 第6回 研究協議ノートで探究を共有化

高知県教育センター若年教員研修アドバイザー 西留安雄

 

「プロフェッショナルティーチャーズノート」とは、教師が一丸となって校内研究主題を追究していくために必要な内容を収録した「研究協議ノート」のことだ。これまで校内研究を進める中で、教師の中から「研究の方法が分からない」「前任校と違うからできない」といった声が出された。また各自が思い思いの方法で実践を重ねていたので、学校としての研究が重ねづらいといった課題があった。

こうした現状を乗り越えて研究主題を追究していくためには、教師全員が同じ研究の土俵に上がり、校内研究を進める必要があると考えた。

そこで開発したのが「プロフェッショナルティーチャーズノート」だ。開発したねらいは、良い授業とはどのようなものなのか、どのように研究していけばよいのかを全教師に明確に示し、学校全体で授業改善を進めるためであった。また経験年数に関係なく全教師が自らの授業力を向上させるために作成した。

内容は、作成の意図、授業原理、授業改善のポイント、問題解決型の授業展開方法、言語わざの学び合い、指導案の書き方、校内研究構想図、校内研究の進め方、授業スケジュールマネジメント、校内研究会ワークショップの進め方などだ。

活用にあたっては、校内研究会の際は必ず持参する、ワークショップ型研究協議会の記録用にする、「今日からやること」の欄に、研究授業やワークショップ型協議会を受け、自分の授業改善に取り組む事項を必ず記入するなどであった。

この「プロフェッショナルティーチャーズノート」により、校内研究の目的や方法が全教師に共有化された。その結果、組織的に授業改善を行うことができ、研究風土の学校を創ることができた。

研究校では、研究冊子を作成する場合が多い。元勤務校は、そうした研究冊子はその時だけの資料で終えることが多いと判断し、日々使える冊子、いつもカバンの中に入れておく冊子を開発したいと考えて「プロフェッショナルティーチャーズノート」に行きついた。研究の進め方としての冊子の開発を奨励したい。「プロフェッショナルティーチャーズノート」は、高知県越知町教育委員会のサイトにあるので、参考にしていただきたい。

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