【連載】活躍する退職校長会(9)静岡県退職校長親和会

青少年の健全育成活動に奮励

1.静岡県退職校長親和会の概要

「子育てSOS研修会」に参加している
「子育てSOS研修会」に参加している

本会は昭和42年2月11日に、会員数46人で発足しました。設立50周年を迎える今年度は会員数が3千人を超え、県下20支部から成る組織として発展しました。本部組織は、会長以下、東部・中部・西部の3地区および女性から選出された4人の副会長、3人の監事がいます。組織の運営は、正副会長会(年5回)、理事会(年2回)、総会(年1回)によって行っています。

本会の事業方針の中で特に重視しているのは、(1)会員の所属感・存在感を高める(2)教育振興への支援や福祉の増進(3)支部の特色ある活動の推進――の3点です。

この方針に基づき、本会の特色ある活動として、会員の学習成果や活動を紹介する「親和会フェスティバル」(県下2地区開催)があります。また身辺雑務、短歌・俳句などの作品、日頃の活動紹介など、会員からの寄稿をまとめた『親和会だより』の発刊、県や支部、会員の活動などを知らせる『親和会会報』の発行(年3回)などを行っています。

さらに、支部独自の活動を大切にし、理事会・事務局長会を定例化して支部の活動について情報交換をする場を設け、各支部が参考にできるようにしています。

ここでは、沼津支部の特色ある活動について紹介します。

2.「青少年育成地域相談員活動」

(1)地域相談員設置までの経緯

近年の青少年の非行の増加・低年齢化を憂い、昭和55年12月に沼津市が「青少年健全育成都市宣言」を行いました。

この宣言に沿って、沼津市退職校長会では「社会的教育奉仕を」の基本方針に照らし、昭和58年の総会で「青少年健全育成地域相談員活動」が決議されました。以来30年以上にわたってボランティアとして活動を続けてきました。

(2)活動内容

会員の居住する地域を「中学校校区」とし、現在は校区数16、相談員31人で次のような活動をしています。

(1)各地域の「青少年を健やかに育てる会」への協力・支援

地域の補導活動や巡視指導活動、子供が活動する行事に参加しています。

(2)地域や家庭での教育相談

不登校児童生徒の相談等に応じています。(市の広報誌に相談員の名前を掲載)

(3)学校訪問による児童生徒の生徒指導上の情報交換

学校行事・公開授業等に参加し、学校と情報交換をします。また市の生徒指導主任・主事会の合同研修会にも相談員全員が参加し、情報交換をします。

(4)地域におけるコミュニティ活動への参加

地域主催の各種行事や会合に地域教育相談員として参加しています。また自主的に児童生徒の登下校指導に参加しています。

(5)研修会や講演会への参加

年4回の地域相談員研修会、「社会を明るくする運動」の研修会や広報活動、市主催の「子育てSOS研修会」「市要保護児童生徒対策協議会」等に参加して、相談員としての資質を高めています。

(3)成果と課題

これらの活動は、発足以来の継続した地道な活動で、会員全員が意義を感じ、青少年健全育成に貢献しています。

課題は、地域によって次の担い手が見つからないところが出てきていて、活動の継続と相談員の新陳代謝が難しくなっていることです。

(担当・大島英俊)

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