【連載】活躍する退職校長会(14)宮城県退職校長会

仙台の教育を語る会
仙台の教育を語る会

充実した学校支援を追求

本会は昭和40年10月30日に、「宮城教育親和会」として会員187人で結成されました。昭和48年「宮城県退職校長会」と名称を改正し、昨年度、創立50周年を迎えました。現在は、14支部、会員数2160人の組織として発展しています。

事業方針としては、本県教育の振興に寄与するのを第一に掲げて活動しています。この方針を達成するためには、県退職校長会を支える各支部活動の充実が最も大切であると考えています。そのため、運営委員会(支部長会議)、支部事務長会議の充実に加えて、各支部役員との教育懇話会を開催し、特色ある支部活動を学び合う場として情報の共有化に力を注いでいます。

ここでは、各支部活動の中から、仙台市退職校長会の、子供、教師を支える特色ある活動を紹介します。

1.仙台の教育を語る会

この事業は、仙台市退職校長会活動の重点事項3点の1つで、「みやぎ教育の日」の推進に寄与する位置付けとして開催し、今年度で36回目を迎えています。宮城教育振興会、仙台市教育委員会、仙台市私立幼稚園連合会、仙台市PTA協議会、仙台市小学校長会、仙台市中学校長会の後援をいただき、300人の参加を得て実施しました。

命を大切にすることや、相手の立場を理解して行動できる子供を育む重要性が指摘されているのを踏まえ、サブテーマを「子供の心の教育と生き方の指導」と設定しました。シンポジウム形式で行い、このサブテーマに沿って前述した仙台市教育委員会など5つの団体代表者から、実践事例に基づいた話題提供をしていただいたり、話題提供者ならびに会場参加者を交えて意見交換をしながら、テーマを深めています。5団体の教育関係者が一堂に会し、今日的な教育課題について考える機会は少なく、参加者から大変参考になるとの声が多く寄せられており、次年度も同じテーマで深めることとしています。

2.仙台子ども体験プラザでの学習支援

中東カタールからの震災復興基金により、平成26年8月に、仙台子ども体験プラザが開館しました。子供たちが実際の街に近い環境で働くことや、社会・経済の仕事などについて学ぶ体験型施設です。

小学校高学年と中学生が、それぞれのプログラムに従い活動します。その際の基本の学習形態は、数人ずつのグループ活動です。児童生徒数の多い学校では、グループごとに1人の指導者を配置するのは困難です。そこで、仙台市教育委員会からの協力要請を受けて、一般会員に対して登録ボランティア募集文書を広報紙発送時に同封し、協力を呼びかけて参加していただいています。

地域住民や保護者のボランティアが不足した場合に、登録ボランティア会員が支援に入る仕組みとなっており、「仙台自分づくり教育」の推進に寄与しています。

3.仙台市小学校体育大会陸上記録会での運営協力

この陸上記録会は、今年度62回目を数える歴史ある大会です。市内を3ブロックに分けて、6年生が全員参加します。

東日本大震災後に開催有無の検討議論の末、開催することが決定された際、学校現場の負担軽減を図る観点から、仙台市退職校長会が運営支援の協力を主催者に申し入れたのが始まりです。

主な活動内容は、競技場周辺の安全確保・不審者対策の意味を込めた見回りや、参観応援に来る来場者への案内誘導です。また計測係や記録係などとしても参加し、会員のこれまでの専門的な経験を生かし、運営を側面から協力しています。

毎年、40人前後の会員が参加しています。開催前後に開かれる打ち合わせ会には退職校長会役員が出席し、今後の活動の連携強化にも努めており、学校現場から大変感謝されています。

このように、各支部では子供たちの健全育成のために、さまざまな活動を展開して学校支援に努めています。今後も各支部との連携を密にし、さらなる活動の充実を図り、本県教育の振興に寄与しています。

(担当・小山修)

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