【連載】目指せ管理職 学校管理職合格講座 IV 第4回 自己分析から課題克服に取り組む

教育新聞 教育管理職研究会編

人を育てる高い能力など
○教育者・経営者・人事等管理者として

管理職として求められている資質能力については、多くが指摘されている。集約すると次のようになる。

管理職は、まず、基本的には児童・生徒・保護者や教職員をよりよく変容させていく教育の専門家(教育者としての専門的資質能力)である。また学校教育目標の達成を目指す経営者(経営的資質能力)、学校運営や施設や人事の管理者(管理的資質能力)等の側面が必要である、とされている。

○チェックして自分の課題を知ろう

3つの資質能力について、具体的に何が求められているか挙げてみる。チェックし、自分自身の課題を明確にして、克服のために研修を深めてほしい。

1.教育者としての専門的資質能力について

□教育者として高い見識がある。

□高い教育理念をもち、その理念に基づき、教育実践ができる。

□職責の重大さを自覚して何事にも努力する。

□子供の健全な成長や幸せを第一に考えるなど教育的愛情にあふれている。

□自ら多くの人と関わり、多種多様な考え方を受け入れる力がある。

□教育新聞や教育雑誌などを常に読み、多くの情報や、広い視野を持っている。

□教育の専門職として教職員を指導でき、人を育てる高い能力がある。

2.経営者としての資質能力について

□今求められている学校教育の使命等を考え学校改革を推進できる。

□多様に変化する中で、自分の教育理念を毅然と押し通すことができる。

□学校や地域の教育課題を的確に把握し、解決する能力や実行力があり、学校が組織として機能するようにリーダーシップを発揮できる。

□教育方針等の発信や保護者・地域住民の学校に対する要望の収集等を適切にできる。

□所属職員の状況を掌握し、適切に活用しながら課題解決を図ることができる。

□保護者や地域、関係諸機関と適切な協力・折衝ができる。

□明確な目標・教育観を示して、教職員の士気を高めることができる。

□地域と連携して、魅力ある学校づくりを行うことができる。

□学校がよりよく機能するマネジメント力、仕組みづくりができる。

□常に先見性や探究的熱意を持ち続けて、目標を示すことができる。

□経営的な発想力や企画力・実践力がある。

3.管理的資質能力について

□校長としてのリーダーシップを発揮でき、個々の職員の適性や能力を把握して、優秀な人材を育成できる。

□危機管理能力を含めた基本的管理能力があり、特に児童生徒・教職員の健康安全を第一に、素早く対応できる能力がある。

□教育課程の管理、事務管理、人事管理、施設・設備の管理ができる。

□学校目標の達成のため適切な校務分掌を組織して、学校運営をスムーズに行うことができる。

□教職員との人間関係を良好に保ち、本人の希望を最大限生かすことができる。

□職員室を明るく、楽しい雰囲気をつくることができる。

□法規の知識があり、法規に則り適切に学校運営することができる。

□どんな些細なことにも相談に乗り、教職員等の不祥事等を未然に防ぐ対応ができる。

□誰にでも気楽に話しかけて、いつも謙虚な態度である。

□民主的にものを考え、自分の主張をおさえて、他の意見にも耳を傾けることができる。

□使命感・人を愛する力・慈愛・決断力があり、毅然と振る舞う一方で温かく受容できる。

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