【連載】目指せ管理職 学校管理職合格講座 IV 第10回 面接当日の心得を押さえる

eye-catch_1024-768_kyouikukanri教育新聞 教育管理職研究会編

万全な面接対策を! その2
○管理職としてのふさわしさを

面接試験は、会場での受け付けから始まり、当日の全てが終了するまでと考えたい。面接試験では、服装、態度、応答内容などから、管理職としての適格性やふさわしい人柄であるかが判断される。

1.会場に確実に到着するよう万全を期す

交通手段は、自家用車は避け、公共交通機関を利用する。あらかじめ面接会場の下見をして、時間の余裕をもって会場に着けるようにする。また風水害等による交通遮断など緊急事態も想定しなければならない。その際の対応の仕方、会場への連絡方法(会場の電話番号)などを確認しておく。

これらがしっかりしていれば、会場までの安全の確保や時間的にも精神的にもゆとりを持ち、安定感が得られるだろう。

2.待機時間の使い方

待機時も面接の一部である。緊張の時間であるから、深呼吸をして服装を正し、心を落ち着かせて臨みたい。ただし、一定の緊張感を持ち続けるのは必要である。同じ年代の受験者が集まるので、若い頃の同僚などとの再会もあるかもしれないが、親交を深めるのは面接後、別の場所に移動してからにするなど心したい。

3.笑顔を忘れない

面接は「自分の欠点を見られる場」ではなく、「自分のよさをアピールできる場」であると認識したい。マイナスのイメージではなく、プラスのイメージとして捉え直し、面接をスタートしたい。そうすれば、心に余裕ができ、自然に笑顔が生まれるだろう。

面接時には、その人の癖が出る場合がある。手の置き方や足の向き、座る姿勢、表情などにも十分に注意が必要である。清潔感のある服装や好感の持てる振る舞いが必要なのはいうまでもない。

4.答えは「結論を先に」「端的に」

問いに対しては結論を先に述べ、前段の説明に長々と時間を要してしまうのは避ける。質問の趣旨・内容を判断し、「端的」に答えたい。面接官は、その答えを掘り下げたい場合には追質問をしてくるので、それに答えればよい。また取り組みを問われた場合などには、具体的に分かりやすく答える。もちろん、答えが面接官に正しく伝わるということがその前提となる。

5.想定外の質問への対応

事前準備でさまざまな情報を参考にして、あらかじめ回答を考えておいても、面接時の質問は多岐にわたり、想定外の質問も少なくないだろう。そもそも、学校現場においては、想定外の課題の方が多いといってもよい。管理職にあっては、その場その場で瞬時に判断しなければならないケースが多い。「具体的にはどうするのか」がよく問われる。具体案があれば、自信を持って答えたいが、答えに詰まってしまったら「具体策は、すぐには思いつかないが、さらに研修を積みたい」と正直に述べてもよい。

面接官は、「なるほど」と説得力のある答えを期待している。半面、完璧な回答のみを期待していない。答えが容易に見つからないときに、「とっさの対応力」をも見極めようとしている。受験者がどんな態度で考え、どんな熱意を持って対応しようとするのかを、受験者の一挙一動から見ようとしているからである。

面接を通して、教育に対する確固たる信念、管理職としての心構え、部下を統率する力強さなどが面接官に伝わるとよい。そのためには、どのような質問にも真摯な態度で答えることこそが大事なポイントである。