「学び」とは何か― 認知科学からの視座 ― (2)なぜ母語の知識は生きた知識なのか

子供は語彙が少ないうちから母語を果敢に使い、コミュニケーションを取っていく。慣習的に大人が使う言葉を知らないとき、自分で新しい言葉や表現を創り出すこともある。例えば、ある子供は、おばあさんが客に「ソチャですが」と言いながらお茶を差し出すのを聞くと、「ソ」はお客さんに言うときの枕として付けるのだと考え、自分の猫を見せて「ソネコです」と言った。

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。