働き方改革と学校システムの刷新 ―接続可能という視点から考える―(6) 職員会議は45分

eye-catch_1024-768_sumida_syusei横浜市日枝小学校長 住田 昌治

いかにして「45分会議」を実現するのか。

「学年主任が集まって企画会(運営委員会)を延々と行い、職員会議では同じ問題を全員で議論して、すごく時間がかかってしまう」という話を聞きます。企画会で学年主任が話し合った内容を、すぐに自分の学年にしっかり伝えることで改善できます。変更は赤字修正し、必要な書類(資料)は印刷せずにサーバー上で管理し、職員会議までに各自がきちんと見ておきます。会議のときは、パソコン上でサーバーのPDFを見ながら変更点だけ伝え、質問に答えて終わりです。職員会議は、議論して何かを決めるのではなく、主に各学年の様子や知っておいてほしい子供のことについて、みんなで共有する時間にします。

企画会では、タイマーを置き45分にセットします。それだけでも、ずいぶん短くなります。小学校の教師は、45分という時間の生かし方をいやというほど分かっているはずです。全員がそろわなくても、時間になれば始めるし、子供の話が熱を帯びれば、45分を過ぎても続くことはあります。本当に話したいことならそれは負担にはならないし、もちろん、途中で退出しても構いません。言ってみれば「45分会議」はこれだけで実現します。

「こうすれば45分会議は実現する」という方法を紹介しても、学校の事情はそれぞれ違うので、「そうは言っても難しい」と思われるかもしれません。「会議を45分で済ませるにはどう工夫すればよいか」と発想してみることが大切です。「会議はこうあるべき」という固定観念を壊してみれば、学校は変えられます。「45分会議」について、アンケートを取りましたが、年度途中の報告では肯定的な回答(よかった+どちらかといえばよかった)が21人中17人。年度末(3月)の報告では肯定的回答が22人中21人になりました。

前回紹介した自分たちの提案がスピーディーに実行に移され、教職員は乗り気になりました。「学校便りと学年便りの一本化は、来年度からかなと思っていたのですが、実施してしまいました。年度途中でいきなり一本化されたので、保護者からのクレームを心配しましたが、逆に喜ばれました」と報告がありました。

年度途中でも変えられることに気付けたことは、学校にとって大きな収穫でした。会議フリーデー(何も入れない日)は、自分の仕事に集中できるし、ボーッと外を眺めていてもいいのです。こういう日があるとホッとしますよ。

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