複雑化する学校トラブル スクールロイヤーの役割(5)対教師暴力時の対応を考える



対教師暴力を振るった生徒に対する被害届を出すべきかどうか――。スクールロイヤーの下には、時にそんな相談も入り込む。通り一遍の法的アドバイスだけすれば、「被害を受けた教員が決めることができる」の言葉にとどまるであろう。

スクールロイヤーとして相談を聞く際、取っかかりになるのは、当該生徒がどうして暴力行為に及んだのか、動機を含めた背景や事情を探ることだ。

教員とカンファレンスの場も持ち、当該生徒のこれまでの学校生活の様子、友人関係、家族構成や家庭環境などを聴取する。……

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