複雑化する学校トラブル スクールロイヤーの役割(8)学校事故・部活動

スクールロイヤーとして相談を受ける中で、子供が負傷するケースがある。原因は、けんかや悪ふざけ、授業や部活動でのけがであり、中には教員の不注意による事故もある。



 負傷した子供が、骨折などにより日常や学校生活に影響が及んでいる場合もある。負傷した子供の保護者は、子供の将来への不安が大きくなり、加害側に対する怒り、不満や学校に対する怒り、不安が増大している。その中で、学校は各当事者の保護者対応に苦慮するケースが出てくる。特に学校の「責任」を追及したり、他方当事者への要望を学校が仲介してうまくいかなかったりした場合である。当事者間の問題と、各当事者と学校との問題が重なり、事態が複雑化していることもある。

 こうした相談では、事故発生時の学校の法的責任の有無について、教員から質問を受けることが多い。……

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