これからの医療的ケア ―実態と課題から捉える (10)学校の医療的ケアに関する検討会議

東京都立光明学園統括校長 田村 康二朗

連載の初回で述べたように、現在、医療的ケアの検討会議が5年ぶりに文科省に設置されている。

「医療的ケア児」については、2016年6月の児童福祉法の一部改正で法律上初めて定義付けられ、支援体制の整備が地方公共団体の努力義務とされるなど、一層の支援が求められている。学校では、関係法の一部改正により、12年より一定の研修を受けた教員などがたん吸引などの医療的ケアを実施できるようになった。それを受け、文科省の通知で示された基本的考え方に基づき、医療的ケアが実施されている。

そこから5年を経て、人工呼吸器の管理をはじめとした高度な医療的ケアへの対応や訪問看護師の活用など、新たな課題も出ている。このため、今後の学校での医療的ケアの在り方を、実績や課題などを踏まえ、検討することになった。……

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