高校ALのタネ ― アクティブな学びを育てる学校経営論(2)カードシステム学習法

茨城県立並木中等教育学校校長・中島博司

「知的生産の技術」(岩波新書)という本に出合ったのは1976年だった。当時、高校2年生だった私は梅棹忠夫博士が著したこの本の内容に感銘を受けた。60年代に書かれた本だが、学問の方法論としての発想と先進性は今見ても驚くべきものが多い。

特に著書の中で紹介されていた川喜田二郎教授のKJ法や、カードを使った勉強に強く影響を受けた。進学した筑波大学では考古学を専攻し、KJ法や「京大型カード」を応用して、縄文時代の貝塚の研究に取り組んだ。在学中には川喜田教授本人の講義を受講することもできた。

夢だった高校教師になるための教員採用試験の勉強で、私は名刺大のカードの使用を思い付いた。専門教科の世界史では、1カード1項目の原則で参考書の内容を全てカード化した。……

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