高校ALのタネ ― アクティブな学びを育てる学校経営論(6)広がる「R80」

茨城県立並木中等教育学校校長・中島博司


 「並木中等教育学校だから『R80』ができるのではないか」という意見をよく耳にする。実はそうではない。現在、「R80」は全国各地の学校などで多く活用されている。今回はそのことを述べる。

 本校は、2016年の春から「R80」の活用を始めた。今は「R80」が、授業や行事の振り返りで当たり前のように使われている。プロトタイプの用紙を使う教師は少なく、プリントの最後に80マスの原稿用紙を付けている場合が多い。生徒は1~2分で一気に80字を書き上げている。外部模試などの結果を見ると学力も確実に伸長していることが分かる。これはアクティブ・ラーニング(AL)や「R80」によって「相手の主張の筋道を読み解き、自分の考えを整理して伝える力」としての「論理力」が養われた結果だと考えられる。

 ALを学力向上につなげるため考案した「R80」だったが、多方面で使えることも分かった。……

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