高校ALのタネ ― アクティブな学びを育てる学校経営論(9)AALの提唱

茨城県立並木中等教育学校校長・中島博司

 2018年3月1日に挙行した本校の第5回卒業式で、私は学校長として、次のような式辞を述べた。今、世の中は、AI(人工知能)の普及で大きな変化の時代を迎えている。このような時代にあって、大切なものは何か。私は「アート」だと考えている。

 私は15年からアクティブ・ラーニング(AL)の研究をしているが、その過程で、AIの発達する時代を生きるには「右脳」を鍛えることが大切だと考えるようになった。これまでの、知識重視の勉強では「左脳」を鍛えてきた。「左脳」は書く、話す、計算するといった能力をつかさどっている。これからは「左脳」だけでなく、「芸術の脳」「イメージの脳」とも呼ばれる「右脳」を鍛え、感性豊かでクリエーティブな力を育むことが大切な時代になるだろう。

 そこで、私は今年からAALを全国に発信することにした。……

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