校長のパフォーマンス(92)カズオ・イシグロ氏のノーベル賞

eye-catch_1024-768_takashina-performance教育創造研究センター所長 髙階玲治

昨年度のノーベル文学賞受賞者のカズオ・イシグロ氏の受賞晩さん会でのスピーチを読んだ。興味深いことに、氏にとってノーベル賞は5歳児のときにさかのぼると言う。

そのイメージは、西洋の男性が鮮やかな色で本のページの大半を占めていた。その迫り来る顔の後ろの半分は、爆発からの煙やほこりの絵で、反対側は爆発から空に舞い上がる白い鳥たちの絵だった。日本のタタミに寝そべって読んでいた本である。

その印象が残っているのは、おそらく母が語ってくれた物語のせいであろうという。……

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