イエナプラン ―インクルーシブな学びの実現―(7)遊びを通じた人間形成

日本イエナプラン教育協会特別顧問 リヒテルズ 直子



基本活動の第三は「遊び」だ。

小さい子どもほど、遊びと学びの区別は付けにくい。生まれて間もない乳児の頃から、子どもは身の回りの鮮やかな色や動く物に目を凝らし、聞き慣れない音に反応し、何かのにおいを嗅ぎ、物を口に入れ、手で触る。親が掛ける言葉や身ぶりに反応し、まねようとする。こうしたことの全ては、遊んでいるように見えて、実はさまざまな感覚を研ぎ澄ましながら、人間としての成長を重ねている証しにほかならない。

イエナプランでは、何らかの目的のために企図された遊びと、企図されていない自由遊びを実施する。……

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