イエナプラン ―インクルーシブな学びの実現―(9)内発的な問いを育む

日本イエナプラン教育協会特別顧問 リヒテルズ 直子



「ワールドオリエンテーション(WO)」は、イエナプランのハートといわれ、学校活動の中心的な位置にある。いわゆる「総合的な学習」のことだが、よく誤解される理科と社会科の折衷という考えにイエナプラン教育者たちは強く反対する。

WOは、学校やグループ全体で一定期間にわたって実行する。時には個人のプロジェクトとして「テーマ」を定めて進める。学校で学ぶ全ての教科に関連付けられ、グループワークで協働の仕方や企画力、起業精神、コミュニケーション能力などのスキルを学ぶ。自分自身の内発的な問いの下、答えを探求し証明する「科学のプロセス」を学ぶ時間でもある。

WOはイエナプラン創始者のペーターセンがグループワークと言っていたものを、オランダのイエナプラン教育者が体系付けた。……

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