イエナプラン ―インクルーシブな学びの実現―(12)大人こそアクションを

日本イエナプラン教育協会特別顧問 リヒテルズ 直子

教育関係者は欧米や日本などの先進諸国だけでなく、遅れて産業化した国々でも、学校がどんなビジョンを掲げ、これからの人間形成に取り組めばいいかで悩んでいる。

経済や産業のグローバリゼーションは、地球上の経済活動をつなぐ一方で、世界の貧富の格差を拡大させた。情報のグローバリゼーションは、地球上のあらゆる場所を瞬時につなぐ一方、虚実が見極めにくい社会を生んでいる。産業の発展は地球環境を破壊し、AIは労働と雇用の形を変えつつある。こんな時代に次世代の人間形成は、どんなビジョンで何を目指して進めればよいのか。

2018年、OECD(経済協力開発機構)のCenter for Global Education at Asia Societyは、報告書「急速に変化する世界でグローバル能力を教える」で、これからの学校が目指すべきグローバル能力を四つに整理した。……

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