
「教育効果の高い学校」の特徴としてまず挙げられるのは、学校が家庭学習の指導をきめ細やかに行っている点である。ここで言う「家庭学習」は宿題にとどまらない。児童生徒が主体的に取り組む「自主学習」の指導にも力を入れている。
「自学自習ノート」「自学」「自勉」など、地域によって呼称は異なるが、児童生徒が自ら学習課題を見つけてノートを作成する。この点が重要である。家庭学習の指導自体はほとんどの学校で実施されているようだが、他の学校とどこが違うのだろうか。
第一に、教職員の間で課題の出し方の共通理解が図られている。……
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