古くて新しいPTA問題 これからの保護者と教師の関係(5)教師の負担――「広報紙、イベント」


ジャーナリスト 大塚 玲子


 教師が負担に感じているのは委員決めだけではない。例えば、PTAの広報紙制作がその一つ。取材して「あれ(広報紙)はいらない」とはっきり口にするのは、保護者よりも断然、教師たちだ。内心「いらない」と思っている保護者も多いが、広報委員経験者の前では言いづらいところがある。その人の努力や成果まで否定することになりかねないからだ。

 保護者たちは漠然と「PTA活動は学校のため」と思っている。広報紙も同じ考えで作っているが、教師は違う。教師は行事の手伝いのような「自分たちの仕事を減らしてくれるPTA活動」は、ありがたく感じている。だが、それ以外の広報紙制作や講演会といった保護者向けの活動については、「やりたくない人に無理にやらせる必要はない」ことを、よく認識している。

 広報紙制作のために、教師が余計な時間を取られることもある。……

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