クオリティ・スクールを目指す(141)学校を変える魅力的な提言

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教育創造研究センター所長 髙階玲治


東京都麹町中学校の実際


 最近、文科省のSociety5.0における教育や経産省のEdTechなどの提言が注目されている。その動きに関連する東京都千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長の著書『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社、2018)を読んだ。麹町中はEdTechの実証校である。内容は期待以上であった。

 わが国の学校は、最近の「働き方改革」が示すように、教員の勤務時間の縮減が大きな課題である。逆に言えば、過度の仕事量が教員の思考力を奪い、無用な「当たり前」を作り出してきたと言える。その結果、自分たちで仕事を改善し、ものごとを決めるという精神が衰弱してしまったかのようにみえる。

 それは未来型の教育実現にとっても極めて危険なことではないか。……

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