全国学力調査から見えた 伸びる学校の条件(6)言語活動の充実

お茶の水女子大学教授 浜野 隆



「教育効果の高い学校」の特徴として二つ目に挙げられるのは言語活動の重視である。教科を問わず、「話す・聞く・書く」言語活動を充実させている。具体的には▽少人数での話し合い活動▽朝読書▽読み聞かせ▽学級文庫の充実▽司書や支援員の配置▽全教科でのコミュニケーション活動の展開――などの取り組みが行われている。

言語は全ての学力の基礎であり、言語活動の充実は学力形成を下支えすると考えられる。学習指導要領でも重視されているだけに、どの学校でも言語活動には力を入れているだろう。では教育効果の高い学校のそれは何が違うのだろうか。

第一は、学習規律が整っている点である。言語活動を円滑に成立させるためには、最低限のルールが必要だ。……

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