古くて新しいPTA問題 これからの保護者と教師の関係(8)活動時間を巡る対立


ジャーナリスト 大塚 玲子


 PTAで保護者たちが対立する要因の一つに、「活動時間をいつにするか」という問題がある。専業主婦が多かった昔は平日、日中の活動で折り合っていたが、家族の在り方は大きく変わった。共働きや一人親の家庭が増え、専業主婦が激減したいま、もはや母親も父親も関係なく、なるべく多くの人が参加しやすい活動時間に見直す必要がある。とはいえ、いまだに平日、日中の活動を続けているPTAも一定数ある。

 意外に思うかもしれないが、活動時間の見直しは地方が先行している。「ずいぶん前から、PTA活動は平日の夜か土曜日だけですよ。平日の日中じゃ誰も来ませんから」と私に最初に教えてくれたのは、四国や中部地方の保護者だった。専業主婦が一定割合いる都市部では、変えづらいところがあるようだ。

 変えづらい、もう一つの大きな要因は学校だ。……

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