古くて新しいPTA問題 これからの保護者と教師の関係(10) 新たな仕組みが必要


ジャーナリスト 大塚 玲子


 前回、現在のような強制的な加入や活動を伴うPTAはやめて、学校自身が必要なお手伝いを募るシステムを作った方が、教師も保護者も無駄がなくなると提案した。学校はPTA会費に頼れなくなる分を公費で補うなど、予算の問題をクリアする必要があるが、その点さえ乗り越えられれば、断然この方がいい。

 ただし、この案には一部の保護者から物言いが付くだろう。「PTAがないと保護者の意見を学校に届ける場がなくなってしまう」と。だが、実際に保護者の意見を学校に届けているPTAは現状ほぼない。この連載の中でも述べたように、校長はPTAが学校に意見するのを嫌っているし、そもそも強制加入がいまだ大半を占める団体が「保護者の意見を届ける」など、茶番に思える。

 もし本当に必要なら、そういう仕組みや組織を新たにつくればいい。……

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