公教育の私事化(3)公人を育てる意義

東京都教委特任教授 獨協大学非常勤講師 岩崎 充益


 2011年3月11日、三陸沖を震源とする大地震が東北地方を襲った。日本の観測史上最大となったこの大地震は巨大な津波をもたらし、沿岸地域を中心に甚大な被害を与えた。福島第一原発は深刻な原子力事故を起こし、今でも5万人超の人々が避難生活を送っている。

 この地震と津波の日――3.11からわれわれ日本人は何を学んだのだろう。日本のみならず、人類の歴史上永遠に記録されるであろうこの大惨事から、筆者は「絆」と「連帯」の大切さを学んだ。

 人は社会で生かされていることを実感した。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。