クオリティ・スクールを目指す(144)プログラミング教育は浸透するか

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教育創造研究センター所長 髙階玲治





専門的な立場からの支援が必要


新教育課程への移行期間が2年目に入るが、学校の教育用コンピューターの整備状況は、国の指標からみてもかなり遅れている。さらに、導入が決まったプログラミング学習の実施に向けた動きは低迷している印象がある。

ICTに関して言えば、教員の指導力はかなり高いと認定されていながら、普通教室の電子黒板や無線LANの整備率が極めて低い。恐らくはタブレット端末が普及すれば学習状況が大きく変わるとされるが、導入が遅れているために教員の指導力が生かされていないのが現状である。一方、プログラミング学習への実施志向は極めて低い。何よりも、プログラミング学習のイメージを持てないでいる。そのため、校長をはじめとして指導が難しいと考えて、自校への導入に積極的でない。教員たちも2020年から導入されると知っていても、関心を持たない。小学校の英語の導入のように必要感を持てる状況がない。

ところで、プログラミング学習の授業を見たことがあるが、専門的な指導員がいて、子供にとってはすごく面白いものであった。……

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