クオリティ・スクールを目指す(145)芳水小学校開校百周年記念

eye-catch_1024-768_takashina-school
教育創造研究センター所長 髙階玲治



創立者の意志を受け継ぐ


東京都品川区立芳水小学校(齋藤早苗校長)が3月2日に開校百年の記念式典を行った。学校は大正7年(1918)、創立者が明電舎を創業した重宗芳水という極めて珍しい学校である。

重宗芳水は山口県岩国藩の小禄藩士の家に生まれたが、遠縁を頼って上京、東京工手学校(現工学院大)に夜間通学し機械科で学んだ。三相交流発電機などで業績を伸ばし、明治30年(1897)に明電舎を開業した立志伝中の人である。その会社が現品川区の大崎町に建てられていた。

大崎は明電舎の城下町と言われるほどだが、社員の子供たちは鉄道を挟んだ遠い小学校に通っていた。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。