寺脇研の平成の教育30年史(8)確かな学力がもたらした代償

星槎大学客員教授 寺脇 研

遠山敦子大臣が個人的に「ゆとり教育」見直しの意向を表明しても、学習指導要領自体を撤回するわけにはいかない。

実直な学校現場は、初めて取り組む「総合的な学習の時間」の内容を深めることに努力し、子供たちに自ら学び自ら考える力を付けようと工夫を凝らしていくはずだった。

文化庁に異動となった後も、折に触れ京都市立祥豊小学校でのゲストティーチャーを務め、最初に5年生だった学年が卒業するまでの丸2年間、私は付き合った。……

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