働き方改革を巡る視座『教育学者としての問い』(1)学生と学者のコラボレーション

学校の働き方を考える教育学者の会

2018年末、私は教員養成系大学に籍を置く5人の現役学生たちと意見交換する機会に恵まれた。

彼らとの対話を通じて、いろいろと驚かされることがあった。中でも教育学を専門にする大学教員としてとても衝撃を受けたのは、教員養成系大学だからといって、教員の働き方改革を必ずしも積極的に議論しているわけではないことだ。それどころか、ほとんど議論されていないといった方が、学生の思いをより的確に表現しているかもしれない。

「大学の中にいては教員の労働の問題点が見えてこない」

そう考えた学生たちは、給特法をはじめとする法制度、国や自治体の改革の動向などの情報を学内の講義や仲間との会話からではなく、インターネットや書籍から得ているという。……