働き方改革を巡る視座『教育学者としての問い』(4)無定量勤務まん延の軌跡

学校の働き方を考える教育学者の会


1971年に成立した給特法は、成立に至るまでいくつかのポイントがあった。

第一は、60年代に頻発した教員の超勤手当の支給を巡る訴訟で、労働側(教員側)の勝訴が続いていた点だ。人事院も63年に「労働基準法にのっとって超勤手当を支給すべき」という見解を示していた。そのため、当時の政府は何らかの対処を迫られていたのである。

第二に、文部省(当時)は当初、超勤手当を支給する方向で動いていた。……

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