令和時代の扉を拓く(2) 文系と理系は融合できるか


教育創造研究センター所長 髙階 玲治





昨年度、大学医学部入試で男女差別が発覚した。女性の合格点が高くても不合格にしたり、男性の成績をかさ上げしたり、ひどい女性差別を行っていた。最近の風潮では性別による差別を極力少なくして、さまざまな分野における女性の積極的な進出を期待する声がある。もともとわが国は男女差が大きいとされてきたからである。

その背景に文系と理系の違いがあるのではないか。ジェンダー(社会的に見た男女の性差別)からみても、その実態は大きい。

科学史家の隠岐さや香・名古屋大学大学院経済学研究科教授の著書『文系と理系はなぜ分かれたのか』(講談社、2018)を読むと、学問が分類される世界的な歴史過程が詳しく、よく分かる。……

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