クオリティ・スクールを目指す(151)新しい中学校づくりに迫る

eye-catch_1024-768_takashina-school
教育創造研究センター所長 髙階玲治


中高一貫校の在り方として

中学教育3年間をどう充実させ、成長につなげていくか、が問われている。9年間の義務教育学校もあるが、中高一貫校として将来へ積極的に伸ばす試みが広がっている。横浜市立南高等学校附属中学校も新設校として教育課程などに独自の実践を試みている。それが『成功事例に学ぶカリキュラム・マネジメントの進め方』(教育開発研究所、2019)として結実した。

この図書を一読して感じたのは、中高一貫校ではあるが併設型で、中学校が独自に学校運営を展開している姿である。その具体的な姿は校長のビジョン経営やカリキュラム・マネジメント、また「EGG(エッグ)」と呼ぶ総合的学習など、かなり網羅的に描かれている。

小項目が多く、最初は説明不足かと思えたが、むしろコンパクトに整理されていて、よく分かるように書かれている。そのため、学校が実施している活動の構造が具体的で、参考にできることが多い。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。