教師集団の学びとリフレクション(2)理屈で説得するアプローチの限界


東京学芸大学教職大学院准教授 渡辺 貴裕





「リフレクション」が経験を振り返って学びを引き出すことだというと、「改善につなげる評価みたいなものでしょ。授業を見るときに観点を決めて、できたかどうかチェックし合っていますよ」「教師同士で相互評価をしてアドバイスし合っていますよ」といった声が聞こえてきそうです。

けれども、本連載で扱うリフレクションは、それとは発想を異にしています。実践者に「こう捉えられるのか!」というようなハッとする気付きをもたらすものであり、決められた観点に基づくチェックというよりも、もともと持っていた見方が揺さぶられるようなものです。

なぜ、リフレクションがそうしたものである必要があるのでしょうか。……

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