令和時代の扉を拓く(5)徳仁親王の「水」の講演を読む


教育創造研究センター所長 髙階 玲治




徳仁親王、つまり今上天皇が皇太子のとき、各地で講演した記録を『水運史から世界の水へ』(NHK出版、2019)として出版された。

学習院大学当時から水運に興味を持たれ、室町時代の神戸の入港税が研究のスタートという。その後、オックスフォード大学に留学、17~18世紀のテムズ川の水上交通について研究し、その内容を詳しく述べているだけでなく、日々の研究生活についても記されていて興味深い。

その後、水との関わりに広く関心を持たれ、京都や江戸の水運の成り立ちにも詳しい。……

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