教師集団の学びとリフレクション(9)問いが後で浮上する話し合い


東京学芸大学教職大学院准教授 渡辺 貴裕




授業へのリフレクションが深まるような話し合い、改善案の出し合いにとどまらず問題を掘り下げられるような(コルトハーヘンのALACTモデルでいう「本質的な諸相への気づき」の局面を含むような)話し合いには、どのような特徴があるのでしょうか。

東京学芸大学教職大学院の私が所属するコースでは、学部卒院生に対して、模擬授業とその検討会を通して、リフレクションの深め方やそのための対話の仕方をトレーニングしていく取り組み(対話型模擬授業検討会)を行っています。

検討会を繰り返し経験することで、彼らの話し合いは、より深いリフレクションを伴うものへと変容していくのですが、その初期と後期の検討会群を比較してみた結果、興味深い事実が浮かび上がりました。……

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