教師集団の学びとリフレクション(10)付箋で出し合えばOK !?


東京学芸大学教職大学院准教授 渡辺 貴裕



授業を振り返る話し合いにおいて、各発言に結論めいたことを伴わせず、学習者側(および授業者側)がどう考えたり感じたりしたかをコンパクトに出し合うことで、発言の連鎖が生じ、そこから徐々に、鍵になる問いが浮上してくる。前回は、深いリフレクションを目指した教職大学院での模擬授業と検討会の取り組みを元に、話し合いのこうした進み方について述べました。

この知見は、実際の学校現場での授業検討会にも示唆を与えるものになるでしょう。

例えば、授業検討会で、しばしば、初めに参観者らが付箋に「よかった点」「もっとこうすればよい点」「尋ねたい点」(あるいは、「成果」「課題」「疑問」)を書き出し、それをグループごとに模造紙に貼って交流するところから始めるやり方が行われています。……

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