令和時代の扉を拓く(6)教師の幸福学が必要


教育創造研究センター所長 髙階 玲治



学校の働き方改革の論議の過程で明らかになったことは多い。残業時間の多さのみでなく、月45時間、年360時間の上限設定はあっても実施可能かどうか、罰則規定もなく極めて曖昧なのである。教師の働き方改革はむしろ教師に委ねられてしまった感がある。

また、過度の残業でありながら、これまで「仕事に追われて生活にゆとりがない」教師がほぼ80%というように、ワーク・ライフ・バランスが崩れていながら、仕事に一生懸命なタイプが多い。つまり、今後もこうした傾向はかなり残るのではと危惧される。精神疾患で休む教師の現状もある。

そこで、教師は何に充足感を覚えているかといえば、「仕事のやりがい」である。……

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