【校長としての心構え】自校の課題を分析する大切さ①


元東京都立西高等学校長 石井 杉生



課題論文から職務論文へ

2005年4月、教育政策室副参事から人事部試験室長に異動になった。ちょうどその年から、東京都の校長選考が課題論文から職務論文に変更された。課題論文とは、多くの自治体の教育管理職選考で採用されている試験形式で、その場で出題された課題について、制限時間内に2000字以内で論述するものである。

当時、都では人事考課制度をはじめとする一連の教育改革により、校長の権限が明確に規定され、リーダーシップを発揮できる環境が整ってきた。校長は今まで以上に、指導力・統率力のある学校経営が求められるようになったのである。

しかし、従来形式の課題論文では文字数に限りがあることも手伝って、十分な原因分析がなされぬまま解決策に飛躍し、その有効性がよく分からないものが多かった。……

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