【校長としての心構え(22)】ほめることの大切さ①

元東京都立西高等学校長 石井 杉生
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校長としての心構え
おとなしくなった高校生
私は40歳から55歳までの15年間教育行政機関にいた。その間、学校には仕事でよく出向いたものの、生徒たちと親しく交わることはなかった。15年ぶりに学校現場に戻り、最初に持った感想は「生徒たちがおとなしくなったなぁ」だった。

私自身の高校時代は学生紛争真っただ中で、高校三年の時には学校がバリケード封鎖されそうになり、その後しばらくクラス討論が続いた。教員になった昭和50年代後半は、校内暴力やいじめが社会問題化した時代で、対教師暴力も話題になっていた。

だから西高生についても、反抗的でないにしても、教師に対してはどこか見下したところがあるのだろうと思っていたが、とても素直なのに驚いた。……

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