【クオリティ・スクールを目指す(164)】へき地・小規模校の課題

教育創造研究センター所長 髙階玲治
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クオリティ・スクールを目指す
豊かな教育実現への新たな方略
河合雅司氏の『未来の年表』『未来の年表2』『未来の地図帳』(いずれも講談社)を読むと、わが国の人口減少や異動の激しさに驚かされる。特に、地方における人口減少は、子供の数を大幅に減らし、小規模校を各地域で生み出すであろう。

OECDのシュライヒャー教育・スキル局長もその著書『教育のワールドクラス』(明石書店、2019)で、急激な人口構造の変化について、「私は低下し続ける出生率と資源不足に苦しみ、児童数が半分にも満たない日本の小学校をたくさん見てきた。生徒や教員が少なければ少ないほど、真の改革を追求することはより困難になる」と書いている。

1960年当時、北海道教育大学へき地教育研究施設がへき地・小規模校には次のような6つの特性があると規定していた。……

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