【校長としての心構え】自校の課題を分析する大切さ③


元東京都立西高等学校長 石井 杉生



職務論文に合格したのに

東京都の公立学校の現職校長は全員職務論文に合格している。したがって、誰もが自校の課題を深く分析しその分析に正対した解決策を提案できるはずである。その手法を習得しているという判断あっての合格なのだ。

しかし、アドバイザーとして訪問した都立高校で話を聞いてみると、残念ながら、習得したはずの解決手法を示してくれる校長はそう多くない。課題に対して選択した解決策はむしろ非常にありきたりで、どこの学校にでもありそうなものしか出てこない。

それでも、校長の職務権限が確立したいま、校長として決定を下せばその解決策が実行されるが、中には納得していない教員もいて、熱心に取り組もうとしない。……

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