風疹が流行の兆しを見せている。国立感染症研究所が9月11日に発表した動向調査によると、今年の報告患者数(9月5日現在)は累計で362人に上った。前年同期に比べ269人増え、この5年間で最多となった。 風疹は発熱、発疹、リンパ節の腫れといった症状が出て、くしゃみやせきで感染する。……

部活動を完全に学校から切り離すことは可能なのか――。本来は、授業が終わった後の課外活動は全て民営化するのが望ましいのかもしれない。 学校の教育活動が終わった後、別の法人が責任団体になって、学校施設内で子供や地域の方々にさまざまなプログラムを提供する形態である。しかし、現時点で即座に全ての課外活動を民営化するのは現実的ではない。 民営化に向けてはステップを踏む必要がある。……

千葉県館山市で2008年9月に起きた市立中学2年生の男子生徒の自殺を巡り、市の第三者委員会は9月10日、いじめがあったと認める一方、焦点となっていた自殺といじめの因果関係については「解明に至らなかった」とする報告書をまとめた。この日は男子生徒が亡くなってから10年の命日だった。 報告書によると、男子生徒に対するいじめは、①母親が外国人であることからからかわれた②野球部の練習試合帰り、バスの中で制汗スプレーを吹きかけられた③部活動用のバッグに対する汚損行為があった④通学用の自転車のタイヤがたびたびパンクしていた――などの形で行われ、男子生徒の心を深く傷付けた可能性が高いとした。……

学校閉庁日にもかかわらず、半数の教職員が動植物の世話や郵便確認のため来校していた――。岐阜市教委が実施した学校閉庁日に関するアンケートでこんな実態が9月10日、分かった。 市教委は8月4日から19日までの間を学校閉庁日に決め、教職員が実際に勤務しなければならない日数を10日間に設定。……

9月20日投開票の自民党総裁選から、教育や学校の在り方が争点からすっぽり抜け落ちている。立候補した安倍晋三首相と石破茂元幹事長の政策を党は7日、ホームページで公表したものの、立会演説会や共同記者会見における争点が経済、社会保障、憲法改正、政治姿勢に絞られてしまったからだ。学校の安全はおろか、Society5.0に向けた人材育成、未来型教育テクノロジーについて両候補は素通り、課題にも全く触れていない。 安倍氏が教育関連で打ち出したのは「子供たち、子育て世代に大胆に投資し、先の衆院選で公約した教育の無償化を成し遂げる」ということだけ。……

大阪府堺市は10月1日、子供の性暴力に専門的に対応する「堺市立学校性暴力防止対策等推進委員会」を設置する。市によると、子供に対する性暴力の専門委員会設置は政令市初。 構成委員には弁護士や医師、性暴力被害者の支援経験者らを選出する予定で、年内の初会合を目指す。 市教委の担当者によると、堺市では近年、未成年の性暴力被害の報告が増加していた。特に学校に直接連絡できず、教委宛てに保護者から相談が寄せられるケース多かった。これまでも支援センターなどと連携して対応をしてきたが、専門組織を設けることで相談やアドバイスの対応を充実させる。 委員は深刻な性暴力被害事例への助言に携わる他、学校に配布予定の「性暴力対応マニュアル」の監修を担当する。 担当者は「SNSを通じて第三者に画像を送ったことがきっかけで、性暴力被害に発展する被害事例が全国的にも増えている。これまで以上に、素早くにスムーズに援助したい」と話した。

文科省は、いじめを巡る深刻な事件が起きた際に自治体や学校を支援する「いじめ・自殺等対策専門官」を募集している。応募期限は9月28日。 2013年9月に施行された「いじめ防止対策推進法」は、いじめが原因で子供が重大な被害を受けた場合は「重大事態」として対処するよう求めており、文科省によると、専門官は重大事態のあった現地に赴き、自治体・学校への指導や助言、援助、関係機関との連絡調整に当たる。……

京都府宇治市にある立命館宇治中学校・高校(チャールズ・フォックス校長)は9月7日、中学海外語学研修に参加した生徒の個人情報と成績データを研修先のオーストラリアで紛失したと発表した。保健体育科の教諭(36)が鉄道で移動中に、個人情報の入ったかばんを列車内に置き忘れた。2次被害は確認されていない。 同校によると、紛失したのは①語学研修に参加または参加予定だった中学3年生163人分の名前や電話番号、健康上の留意点などの個人情報②同2年生、高校1年生計259人分の成績データの入ったノートパソコンとUSBメモリー――。……

鹿児島市立中学3年の男子生徒が9月3日に自宅で自殺していたことが、10日までに市教委への取材で分かった。3日は2学期の始業式があり、男子生徒は担任教諭から個別指導を受けた際、進路に関する不安を話していた。市教委は「担任の体罰やいじめは把握していない」と説明している。 市教委によると、男子生徒は一部未提出の宿題があったことから、3日の放課後に40代の担任から職員室で10分ほど個別指導を受けた。……

目の前のことに手一杯で、学校教育の現状に危機感を覚えつつも、行動に移せない――。そんな悩みを抱える教員も多いだろう。日々の業務をこなしつつ、一歩踏み出し、学校教育と社会をつなぐためには何ができるのだろうか。自らの固定概念を壊し、斬新な教育改革を推し進めてきた東京都千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長と、都立武蔵高等学校・附属中学校の山本崇雄教諭、そしてパブリック・リレーションズの専門家で、社会情勢に詳しい井之上パブリックリレーションズ代表取締役会長兼CEOの井之上喬氏の3人が、「学びを変える『学校の開き方』」をテーマに討論した。コーディネーターはTeacher’s Lab.代表理事の宮田純也氏。
■管理職に現場の声が届かない
宮田 それでは参加者の皆さんから質問を募りましょう。 「多忙すぎて目の前のことに手一杯で、今の学校教育に何の疑問も持たずに、とにかく前例を踏襲する教員たちに問題意識を持ってもらうには、どうすればいいでしょうか。特に管理職の教員に伝わっていない気がします」 山本 現場の教員が抱えている今の教育に対しての疑問や課題が、管理職にまで届いていないということですね。……

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