出前授業に高い評価 キャリア・食育・伝統など

東京都墨田区の学校支援

東京都墨田区教委の「学校支援ネットワーク事業」による外部講師派遣の出前授業が、延べ299校に達した(1月8日現在)。同区教委すみだ教育研究所が1月25日、区内で開いた平成27年度事業報告(報告者・森本芳男スカイ学校支援ネットワークセンター理事長)で明らかにされた。

報告によると、出前授業で学校からの申し込みが最も多かったのは、小・中学校共通で「キャリア教育」(延べ68校)。次いで「食育」(同50校)、「伝統・文化」(同38校)、「道徳教育」(同32校)、「ものづくり」(同28校)、「安全教育」(同27校)など。

小学校では「生きる力」を支える基礎づくりとして「生活習慣・健康・体力つくり」への関心が高く、「おなか元気教室」「食育セミナー」などを積極的に取り入れている。中学校では、「職場体験事前学習」「租税教室」など、進路や生き方指導に関する授業メニューに人気が集まっている。

多くの学校では、出前授業のメニューを教育課程に位置付けて活用するとともに、「道徳授業地区公開講座」「セーフティー教室」「職場体験」など、地域や保護者などと一緒に行う「開かれた教育」に有効活用していることも分かった。

協力団体・事業所からアンケートで「児童生徒の授業に取り組む姿勢」「学校の先生方の対応」を聞いたところ、ほぼ100%が「大変良かった」「良かった」と回答していた。

同支援事業は、文科省委託の「学校支援地域本部事業」として実施。平成20年度から、区内全小・中学校(現在、小学校25校、中学校11校)を対象に実施されており、学校現場から高く評価されている。「本部を教委内に設置し、全ての小・中学校を支援」「支援内容を教育課程の出前授業に特化する」「学習指導要領の重点事項に合わせた授業メニューを政策・発行する」が特色。

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