第9回ESD大賞の実践紹介 小さな一歩が世界につながる ESDの視点を持つ生徒の育成

中学校賞 さいたま市立大宮八幡中学校
[caption id="attachment_78114" align="alignright" width="300"] 「世界一大きな授業」を全校で実施[/caption]
(1)研究のねらい
本校は、人口約120万人を超える政令指定都市にある全校325人の小規模校で、学校教育目標は、「心豊かで たくましい 広い世界に生きる人間の育成~好奇心こそすべての始まり」。JRC加盟校として長い歴史があり、人権教育の推進にも力を注いでいる。環境教育の視点で学校ファームの活動に、また、国際理解・多文化共生の視点で学校外の講師を招聘(しょうへい)するなどの活動も取り入れている。

これらの活動をESD(持続可能な開発のための教育)の観点からまとめ、地域との絆を一層深めるとともに、地球規模の課題を認識し、中学生として今何をしなければならないのかを知り、考え、行動することのできる生徒の育成を目指している。具体的には、「人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと」「他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、『関わり』や『つながり』を尊重できる個人を育むこと」を狙いとしている。

それにより、(1)持続可能な社会(未来)の担い手としての意識を高めることができる(2)自分が世界とつながっていることを実感し、自己肯定感や有用感を育むことができる(3)地球規模で考え、身近な所に目を向ける態度(Think Globally Act locally)を身につけることができる(4)広い視野で物事を考え、思いやりの心や協調性が育まれる――の力が育つと考えている。

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