世界につながる壁画作成 今年度の実践が始まる アートマイル

日本の学校と海外の学校をつないで壁画を作成する、ESDの理念を実現する取り組みとして注目を集める「2018年度アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト」が9月にスタートした。

これは、海外の学校とインターネットを活用して交流し、環境・文化・平和などのテーマで協同学習をした後に、学習の成果を絵に表して壁画を共同制作するもの。

多様な文化背景を持つ同世代と協働的に学び合い、学習の成果物を共創する活動を通して、今、社会で求められている「決まった答えがない問題を多様な他者と対話的・協働的に解決する力」や「無から新しい価値を生み出す力」を育てる国際協働学習である。

毎年9月に両校の自己紹介から始まり、12月に日本側が先にキャンバスの半分に絵を描いて相手に送り、先方が後の半分を描いて完成させて日本に送り返す。3月に鑑賞と活動の振り返りをして終了という流れだ。

今年度は22カ国・地域から96校3814人(日本2377人、海外1437人)の児童生徒が参加している。2006年の同プロジェクト開始以来、これまでの参加は67カ国・地域、1277校、4万3906人となった。今年度はこれまで参加している米国、インド、インドネシア、ウガンダ、エチオピア、オーストラリア、ガーナ、カナダ、サウジアラビア、スイス、スリランカ、台湾、タンザニア、デンマーク、日本、ネパール、パキスタン、フランス、ペルー、マラウイ、メキシコ、ロシアに、エチオピア、スイス、デンマークが加わった。

プロジェクトを実施する(一財)ジャパンアートマイル(塩飽隆子代表)は、「このプロジェクトは、相手と一緒に壁画を完成させるという明確なゴールがあることで、そこに向かう全ての学習活動に必然性がある」としている。SDGsとの関連について「アートマイルでは、海外校と共通のテーマで対話的・協働的に学び合う。ここで扱うテーマは世界共通の課題であり、SDGsの17の目標と関連している。SDGsは子供たちが社会の一員となってからも目指すべき目標。日本の子供たちが世界の同世代と一緒に、世界の目標を達成するために自分たちに何ができるかを考え、思いを形にして壁画を制作する」と説明する。
協働学習の過程で具体的なアクションを起こす活動も生まれている。

詳細は、アートマイルジャパンのホームページで。