28年度都立高校入試 選抜制度の複雑さ改善

2015年9月21日号掲載

 東京都教委はこのほど、来春の高校入試実施要項を決め、全日制高校で原則5教科の学力検査を実施し、調査書の内申点との割合を「7対3」に固定する。筆記試験を課さない保健体育や音楽などの実技4科目は、筆記試験のある主要5科目と比較し、内申点を2倍に広げる。

 現行の高校入試制度は平成10年に始まった。高校側の判断で筆記試験の科目を3~5教科で選択できる。さらに筆記試験と内申点の割合も「4対6」「5対5」「6対4」「7対3」の4種類から選ぶものであった。実技4科目の内申点は主要科目の1・2~1・3倍となっていた。

 今回の変更の背景には、こうした試験制度の複雑さがある。

 これを改善しようと、昨年度、高校入試制度を検討する入学者選抜検討委員会を立ち上げ、高校や中学校の校長や有識者などが新制度について議論を交わし、今年1月に報告書をまとめ、「課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力を評価し選抜する」とした。体育や芸術科を設置している公立高校にも言及しており、筆記試験と内申点の割合は「6対4」として、全日制よりも内申点に比重を置いた格好となった。

 都教委もこの報告書通りの割合で、新たな入試制度に盛り込んだ。

 また都教委は今年6月に、来春の受験生である中学校3年生に、新受検制度を解説したリーフレットを配布し、周知を図った。

(詳細は「教育新聞」紙面に掲載)

 



▼ニュース一覧へ