教員養成の答申素案示す 大学カリキュラムを大幅変更

2015年10月19日号掲載

文科省の教員養成部会は10月9日、大学での教員免許を取得するためのカリキュラムを大幅に変更し、独自の教科を設定できるなどの答申素案を公表した。学校での奉仕活動などを行うインターンシップ制度を教育実習の単位に置き換えることも盛り込んだ。年内の答申を目指す。

素案では、次期学習指導要領に合わせてカリキュラムの枠を変更する。これまでの3枠から、(1)教科および教科の指導法に関する科目(2)教育の基礎的理解に関する科目(3)道徳、総合的な学習の時間などの指導法および生徒指導、教育相談などに関する科目(4)教育実践に関する科目(5)大学が独自に設置する科目――の5枠とした。学校種、種別ごとの単位数は変わらない。

このうち(1)では、アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善などを取り入れる。小学校課程では、新たに「外国語」やその指導法を追加した。(2)では、チーム学校の対応などを学ぶ。また(4)では、インターンシップを教育実習の単位として置き換えることを可能とした。これまでは教育実習に5単位が充てられていた。幼・小・中学校では、インターンシップでそれぞれ2単位まで置き換えることができる。高校は1単位までとした。

インターンシップでは、数カ月から1年ほど、小・中・高校を定期的に訪問。奉仕活動などで学校現場を知り、採用後のミスマッチを減らすのが目的だ。これまでは義務化なども検討されていたが、受け入れ側の学校の確保などが課題となり、見送られた。

素案がまとまり、答申されれば、教職員免許法を改正する見込みだ。文科省の担当者は、大学の教員養成カリキュラムについて「大学の特徴が出せるような科目を設けることができるようになる」と語る。

(詳細は「教育新聞」紙面に掲載)

 



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