ユネスコスクール全国大会 ネットワーク化で宣言

テーマ別交流研修会では活発なやりとりが行われた
テーマ別交流研修会では活発なやりとりが行われた

「第7回ユネスコスクール全国大会」(主催・文科省、日本ユネスコ国内委員会、共催・NPO法人日本持続発展教育推進フォーラム、昭和女子大学ほか、後援・教育新聞社ほか)が、12月5日、東京都世田谷区の昭和女子大学で開かれた。全国のESD関係者が一堂に会し、研修会や特別対談、ESD大賞(受賞校一覧は本紙12月3日付で既報)の表彰式などを行った。

開会式で馳浩文科相は「今後ともESDの推進をバックアップしていく」と強調。文科相が大会に出席するのは、7回の開催の中で初めて。

ランチョンセッションでは、参加者が昼食をとりながら、協力企業による社会貢献活動の報告を受けた。参加した企業とテーマは次の通り。

▽MS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱=「出張授業『学ぼう!ラムサールサポーターズ』」

▽カシオ計算機㈱「『命の授業』の取り組み」

▽DIC㈱「理科実験授業の提供」

▽ネスレ日本㈱「自分のからだは自分でつくる『ネスレヘルシーキッズプログラム』」

▽㈱ユニクロ「『届けよう、服のチカラ』プロジェクト」

質疑応答では、学校関係者が企業に、自校での実践を念頭にした具体的な取り組みや方法について尋ねた。

テーマ別交流研修会は、12分科会で実施。テーマ・タイトルは次の通り。

①ホールスクールアプローチ、活動の継続性、校内連携/幼小「学校全体で取り組むESD」

②同/中高「『平和』をコアにしたホールスクールアプローチとしてのESDの実践~『平和の集い』の取り組みを通して~」

③地域連携、大学・企業・NPO・教委(行政)との連携/幼小「なかさとっ子地域プロジェクト~コミュニティ・スクールの機能を生かして~」

④同/中高「地域と連携した課題解決型学習」

⑤教科横断、教科とのリンク/幼小「ESDの視点に立つ教科学習の展開~宇宙空間の概念を広げ、自然観を豊かにする理科学習を通して~」

⑥同/中高「2050年の地球社会を救うための授業」

⑦ユネスコスクールの学校経営、管理職のリーダーシップ、校内の環境整備/幼小「ESDを取り入れた学校経営のあり方」

⑧同/中高「ユネスコスクールとカリキュラム・マネジメント」

⑨学校間交流「ESD Foodプロジェクトにおける国際協働学習の実践」

⑩ESDの評価「ESDの推進および授業改善」

⑪学習指導要領とESD(思考・判断・表現力の育成、体験活動、学習意欲の育成、活用型・探究型学習など)/幼小「学習指導要領をESDに染める」

⑫同/中高「世界に貢献できるグローバルリーダーの育成」

各分科会では、ESD先進校による事例発表が行われた。第10分科会では、今大会で文科大臣賞を受賞した東京都大田区立大森第六中学校が、研究成果を発表。第12分科会では、今大会開催校の附属である昭和女子大学附属昭和中学校・昭和高校が実践を報告。

各分科会の事例発表の概要は、後日、NPO法人日本持続発展教育推進フォーラムのサイトに掲載予定。

閉会式では、ESD大賞の表彰式を実施。ユネスコスクールのネットワーク結成について決議表明も行った。会場のステージに各団体の代表者が登壇し、今後のさらなる連携を推進していくと決意を明らかにした。

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