多忙な上に新研修? 教員の資質向上でパブコメ

文科省初等中等教育局教職員課は「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について(答申案)」の意見公募(パブコメ)について、12月7日、概要を示した。公募は電子メール、郵便、ファクスを通じて10月28日から11月14日まで行い、245件が寄せられた。

内訳は研修に関してが136件で圧倒的に多かった。次いで免許49件、養成(大学)16件、採用13件、協議会など全般8件、教職大学院1件、その他22件。

概要は次の通り。

「アクティブ・ラーニングの導入には研修が必要。多忙な上に新たな研修が導入されるのならば、研修全体の見直しが必要」「10年経験者研修は、教員の負担軽減の具体策を検討すべき」「初任者研修は期間の延長よりも初任者、指導教職員の負担にならないよう見直すべき」

「講師など非正規雇用者を採用する制度の導入を検討すべき」「教員採用については、多面的な選考方法、年齢制限の撤廃など、システムを見直す必要がある」「学校インターンシップは、大学院レベルで行う専門的訓練とすべき」

「教員免許更新制は、現場の多忙化に拍車をかける。費用負担も大きい。更新講習の位置付けを含め、研修体制を整理・統合する」「『道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目』の時数が少なく、教科外が軽視されているようだ」

「教職課程単位表で、特別活動に関する科目は必修扱いとすべき。多くの大学では、道徳や総合的な学習にふれるだけの内容となる可能性がある」

「教員の『育成指標』は、画一的な教員養成・キャリアシステムにつながる懸念がある」「アクティブ・ラーニングの重要性を説きすぎて、教育の質ではなく、授業方法や技術の改善に進むのではないか」「ICT活用は予算配分が必要で、養成する大学の環境整備も必要」「今後の検討について、財源措置を確実に行うよう明記してほしい」など。